発掘されたポジフィルム

【ソウルライター展の後】ポジフィルムを映写する

昨年、ソールライター展に行った。そこで見たポジフィルムに心惹かれた映写機を購入したことは先に書いた。

昨年(2023年)末の掃除の際、思い切ってポジフィルムの発掘に挑戦した。20年以上前の旅行の記録なので、思い出箱として奥の方にしまった記憶がある。あると思われる場所の見当はついている。しかし、その手前に荷物が多いこともわかっている。しかし、そこは年末らしく、ちょっと大袈裟な掃除になってもいいと覚悟して着手した。

案の定、行手を阻む箱は多かったが想像していたことにポジフィルはあった。

とりあえず、部屋の明かりに透かしてみる。カラーの映像が透けて見える。当たり前だ。真っ黒とか真っ白とかなってないか少し不安だったが、問題なさそう。

メルカリで3,000円で買った映写機をコンセントにさす。電球は点かないが、ファンが回り出す。スイッチをオン。黄色い電球が点る。なにも画像のない黄色いが四角が壁に投影される。

いよいよ1枚目のスライドを差し込む。入れる前にスライドの天地を確認して差し込む。天地が逆に映し出された。あれ?そうなの?と思いつつ天地を逆にして差し込む。今度は正しく映し出された。

解像度が低い。というか暗い。最近の明るいプロジェクターに慣れているとずいぶん暗い。できる限り部屋を暗くしてみる。実にレトロな感じの映像が映写される。

旅行の直後にプリントしてもらった写真はさすがポジフィルムという鮮やかさに驚いたが、ここに映し出されている画像はセピアがかって鮮やかとはほど遠い。

しかし、悪い映像ではない。写真サイズに比べるとだいぶ大きいA2サイズぐらいで映し出された映像は伝えてくる雰囲気が違う。奥行きが違う。遠くの丘が見える景色が印象的だったイタリアを思い出させる。

良いなあスライド上映。今度はフィルムカメラを掘り起こして、ポジフィルム撮影を再開してみるか。

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